2013年6月11日火曜日

浴室換気扇 (家のメンテナンスシリーズ)・・かび対策にも

浴室の換気扇。これが実はスゴーく汚れやすい。
今は、24時間換気が法律で義務付けれれ、部屋中の空気がここに流れ込み、かつ、24時間動き続けていること止まる。
そもそも、24時間換気は、主に人工建材から発生するホルムアルデヒドを排出する役割であるのだが、結局空気が流れることなので、ついでに微細な埃も一緒に流れる。
つまり、24時間部屋中の小さな埃をここに集めていることになる。
私のマンションのような24時間換気を義務付けられる前のマンションにしても、浴室には窓が無く、もっぱら換気扇による換気乾燥をする形式の間取りが、ほとんどであろう。
さらに、浴室の前は洗面脱衣室で、洗濯機が置かれる。衣服からの埃が一番出るのがここであるから、部屋全体の埃と脱衣室からの衣服の埃も多く吸い込む羽目になっている。
この浴室換気扇もレンジフードと同じく、シロッコファンで、小さな羽根に細かい埃がこびりつき、羽の断面形状が、排気には能率の悪い形になり、換気能力が極端に落ちることになる。
浴室での換気量を体感するのは簡単ですよ。
換気扇を回して、浴室のなかに入って扉を閉めて、浴室の扉の下にある換気用のルーバーに手のひらを当てて、風がスースー通らない状況はヤバイ。
浴室、カビ発生コースまっしぐらです。
さて、お掃除方法ですが、これも、レンジフード同様マンション管理会社紹介の清掃業者さんのやり方を見て、これならできると思いやっています。
ただ、気をつけなきゃいけないのが、換気扇自体メインテナンスをすることを本格的に考えていないようで、あくまでも自己責任ということで・・・
私の場合、メーカーは三菱電機製。
私の場合で、気がついたことは以下になるべく記述しておきます。
それではどうする?か?

1.最初に天井に見えているグリルパネルを力ずくで下に引っ張ります。(最初の写真)
すると、2箇所でばねで固定されているのがわかります。
このばねは、V字型になっていて、Vの下側がグリルにくっつき、Vの上側が本体のスリットに入っています。ばねのVが広がり下に付いたグリルが天井に引っ付いている感じです。
グリルを下に引っ張るとVのばねがすぼまり、グリルが下に動きます。
ここで、Vのばねのちょうど真ん中を持って、Vを目いっぱいつぶします。すると本体のスリットからこのばねを出すことができます。
片側だけをやると壊してしまいそうなので、対角に配置されたばねを両手で一緒にやるとうまく外れます。
(写真は片手で写真を撮っているので、片手しか使えません)
2.これがグリルをはずして、シロッコファンを見た様子。真ん中のスリット状に白く見えるのが、シロッコファンの羽の部分で、白いのはすべて埃です。
ここまで、たぶんメーカーのメインテナンス想定範囲内。
安全にやるなら、ここで歯ブラシなどで埃を落とすのがいいでしょう。

以下は、裏技で、リスクありの自己責任。 
目標は、シロッコファンのドラムを取り出して、水洗いすること。
3.シロッコファンの外側の保護カバーを取り外します。
ポイントは、写真のようにネジが奥のほうに隠れていること。
短いドライバーではとどきません。懐中電灯をつけておくのビスの位置を確認しながらやりたいので、長いドライバーがあると便利です。
電気系のふたのネジも固定の役割となっていたりするので注意。

4.そうしたら黒いカバーを下に様子を見ながら引き抜きます。
ガタンと生きない落ちることは無いようです。
シロッコファンが露出されたので、ドラムの真ん中のナットをペンチで緩めて、完全にはずし、ファンのドラムを下に引いてはずします。

ここで注意を二つ。
  • カバーと本体は密閉されるようにラバーのようなシールがはさまれていました。これが、劣化している場合があります。これを誤って全部はずして捨てたりすると、復元時に隙間がひどくなりますから、様子を見ながら・・そーっと。
  • もう一つは、ドラム本体が、プラスチック製で案外やわらかくできているということ。変形しやすくなっています。変に力を入れて抜くと、変形し、復元すると異音の発生原因になります。気をつけて取り扱ってください。


5.はずすとこんな感じ。

6.ドラムは水洗いの前に歯ブラシなどで落とします。
埃は細かく、かつ、硬くこびりついています。若干というか微量の油もあるようで、薄めた洗剤では、なかなか落ちない感じです。
なので、ブラシで大まかにでも埃を落としておいたほうがよさそうです。 

7.これがクリーニング後の状態。
フィンの部分がきれいになっています。

注意その3
  • カバーを水洗いする際は、パッキンを損傷しないように気をつけます。水拭きのほうが良いかもしれません。


8.作業を巻き戻し復元します。

9.復元ステップのつど、スイッチを入れて、動きを確認しながらやってください。
全部組み立て、バラスとまたたいへんですから。特に、ドラム取り付けのあたり。音や、回転のゆがみに注意してください。

10.給気の確認
最後は、浴室に入ったまま、浴室の扉をしめて、扉下のツーバーから空気が入ってくるかを、手のひらをかざして確認。
長い間掃除していないと、驚くほど、風がはいってくると思います。
ついでに、その扉ルーバーも竹串、シャワーで掃除しておきましょう。今の製品はメンテナンスを考えたしくみになっているかな??ここも超埃のたまり場です。

ちなみに、浴室の扉を開けたままだと、換気扇を回しても、水蒸気や埃・有害物質を外に出す効果は非常に低下します。
空気の流れの速度が落ちるので、空気分子に比べ比較的大きなこれらの物質は、移動しないからで。学校で習ったブラウン運動、チョイ専門的でベルヌーイの定理を考えるとわかります。
なので、換気の際は、ドアを閉めろは鉄則。

注意その4
  • 私の場合、何回もこのクリーニングを行ううちに、ドラムが若干ゆがんだようです見ていても多少ぶれます。音もすこし違った感じななったりしたのですが、潤滑剤を軸部にかけ、解決しました。

・・ところが、今年、もう20年になるのですが、スゴーい音がして、・・たぶんベアリングが壊れた様な・・
結局、換気扇を取り替えました。
ゆがみは原因?・・もう限界だったのでしょう。

すると、最近、浴室のカビを少なくなったような・・・換気重要です。


2013年6月7日金曜日

台所換気扇-レンジフードファン (家のメンテナンスシリーズ)

 レンジフードファンの掃除方法です。マンション管理会社の勧めで、一度、専門業者にクリーニングを頼みましたが、そのやり方を良く見ていたら、「これ、自分でもできるじゃん!!」と思い、自前で掃除しています。
昔の、昭和の時代の換気扇といえば、プロペラ型の換気扇で、紐を引っ張って、バターン!とルーバーが開くやつでしたが、今は、シロッコファンといってこんな形のものです。
ドラム(真ん中の円筒形のやつ)の側面にいっぱいフィンがついていて、それが羽代わりになって、ドラムの外側へと空気を押し出します。
ところで、このフィンは、断面が「への字」に飛行機の羽のように曲がっていて、これで、空気を押し出しているようです。なので、油や埃がくっついて、「への字」の断面形状が変わると、排気能力が「ガッタッ」と落ちます。レンジフードの場合は、排気量も大きいので、感覚的にはわかりませんが、相当違うはずです。浴室換気扇の掃除をすると、この影響が顕著に現れます。
さて、作業ですが、

1.まず、レンジフードの給気パネル(油よけグリルパネル)をはずします。
中を見ると、シロッコファンが見えます。
レンジフードの場合、汚れがひどくなるのを想定して、メインテナンスも考えはずすためのねじは、すべて手で回してあけれるようになっているようです。
手前の3箇所のねじをはずし保護カバーを取って、ファンのドラム中央についているねじを回してネジをはずします。そして、ファンのドラムを手前に引いてはずします。 
2.業者さんの場合、ここからの作業はしないで、専用の強力な暖めた洗剤につけ、さらに専用に機械でドラムを洗剤の中で自動的に回転させ、油を落としていました。
私の場合、これはできないと思い、古い壊れた小刀で、ファンに密着した油と埃の塊を、1枚1枚そぎ落としています。 
ドラムは丈夫に金属でできていますので、木や竹、プラスチックのへらや棒で落とすよりも、金属製のものを代用したほうが楽です。
3.こんな感じで落とします。 
4.写真下に 、プラスチックのアイス用のへらで、削ることもやりましたが、へらのほうが割れて、よく落ちませんでした。
5.仕上げは、油用マジックリンをお湯で薄め、ボールなどで、浸しておおよその汚れを落とします。
写真で液体が黄色いのは、油の汚れの色です。
なるべく、濃い目の洗剤のほうがいいのでしょうが・・ほどほどで。

6.後は、乾かして、戻して、完了です。
給気パネル(油よけグリルパネル)を取り付ける前に、試運転で回してみて、変な音がしないか確かめてください。
その際、回っているものにはぜっていてを触れないこと・・ぶっ飛んじゃいます。

最後に、フード周りを、油用マジックリンなどできれいにして、水拭きで仕上げて、完了です。

部屋などに、大きな吸気口(レジスター)があれば、換気扇を回して、そこから空気が来ているか、手をかざして確かめてくださいね。
吸気口にも、虫除けの網が付いていて、網が埃で目詰まりしますので、ブラシなどで落として、空気の流れを浴してください。



2013年6月4日火曜日

台所の床の黒いぽつぽつ掃除-全体が明るくなります (家のメンテナンスシリーズ)


10年もたつと、台所の汚れもひどくなりませんか。特に、ビニール系のクッションフロアだと、床が柔らかくて、それはそれでいいのですが、微妙な凹凸に黒い油が染み付いて取れなくなります。
実はこれ、埃と、油が混じって固まったもののようです。
こんな床は薬品にも比較的強いし、磨耗性にも優れているので、化学の力ち、物理の力を併用するといいですよ。

まず、油汚れ用マジックリンの原液をダラダラたらして、一様に伸ばす。僕は後でブラシを使うのでブラシで液を伸ばしました。
そして、2-3分、5分ぐらいでもいいですから、そのまま放置。
油が分解して、取れやすくなりますから、固めのシューズブラシなどでこすると、きれいになります。
後は、よく水拭きで洗剤を落とします。

ブラシは、たわしでもいいでしょうが、角や隅があると、また、油化した収納の様な突起物があると、すこし小ぶりの固めのブラシがいいと思います。

これで、きれいになりましたよ。
写真の上が掃除した部分、下半分が汚いまま。
床がきれいになると、台所全体が明るくなりますぞ。

ただ、手の荒れが心配の方は、ゴム手袋を!!

わんぱくシューズブラシ(グリーン)(掃除用品)W340G マーナわんぱくシューズブラシ(グリーン)(掃除用品)W340G マーナ

シューズブラシ 子供靴洗い用シューズブラシ 子供靴洗い用


ほかシューズブラシ一覧


マジックリン400mlマジックリン400ml

マジックリン500mlマジックリン500ml